Niijima Tatsuhiko

新島龍彦

philosophy

想いの器

何かと出会ったり、必要が生じて、
本を作りたいと思った時、
その本が意義あるものであって欲しいと願えば願うほど、
そこには大変なエネルギーが必要になります。

企画、編集、デザイン、設計、制作、流通、販売、在庫の管理。
作る本の量と目的によっては考えなくても良いところはありますが、
それぞれが深く関わり合っていて、設計より手前はどんな場合でも等しくエネルギーが必要です。

仕事であれ、趣味であれ、使命であれ、何であれ、
人は本と関わることで、
そのままでは消えていってしまう『想い』というエネルギーを、
本という『器』に注いでいます。

本という『器』と人の『想い』が、
お互いの存在を支え合っています。

利益や利便性とは異なる、本の役割。